2013年11月17日

「半沢直樹はありえない」という米国人の言い分


「現場力」「見える化」で有名な遠藤功氏(早稲田大学ビジネススクール教授 ローランド・ベルガー会長)の「「半沢直樹はありえない」という米国人の言い分」という記事を見つけました(今ごろ半沢直樹と言ってもね。記事を見たのは結構前なんですが、書くのが遅いもので)。
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/po-20131101-11116/1.htm

記事のタイトルに関する所はあまり関係なくて(もちろんそれなりに「なるほど」と思いながら読んでいたのですが)、話したいのはサラリーマンの出世とやりたい仕事をすることに関係した部分です。以下、記事のその部分です。

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本店次長への昇進が決まったとき、半沢は同期にこう語る。「俺はもっと上に行く。上に行ってやることがあるんだ」。
この半沢の言葉は世のサラリーマンたちにとても大切な投げ掛けをしている。それは「上に行かなければ、やりたいことはできない」ということだ。
半沢の場合、その目的は復讐だったが、多くのサラリーマンの場合、それは「やりがいある仕事」を手に入れることだろう。組織の中で大きな仕事を成し遂げたいと思えば、出世し、権限を手に入れるしかない。好きとか嫌いとかは関係なく、それがサラリーマンというものなのである。
・・・・・・

組織の中で動いているサラリーマンがどういうものか、という本質を突いていると思います。そして出世のために「上司に媚びてでも早く出世せよ」と述べています。出世を狙うならば評価をする上司に高い評価をしてもらわなければならない、その為には媚びてでも受けを良くしろ、ということだと思います。“媚びる“という表現は極端だとしても、上司の受けを良くすることは必要でしょう。もっとかみ砕いて言うと、上司の意図や思想を考えてそれに沿うように行動すべきと言うことです。もっとも、ちゃんとした上司だと媚びていることもお見通しかもしれませんが。

もうひとつおもしろかったのが“時間軸”の話です。
以下引用します。
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一介のサラリーマンである限り、時間軸は長くとらざるをえない。じっくりと構え、力を蓄え、出世にこだわり、大きな仕事と出合えるチャンスを待つ。そして、いよいよ巡ってきたときに、組織をダイナミックに動かし、大きな仕事をしでかす。それこそがサラリーマンの醍醐味だ。
・ ・・・・・・・

時間軸を長く持って忍耐で仕事をしなさい、ということなんですが(昔、上司に「嫌な上司がいてもそいつの方が年上なんだから絶対自分より先に居なくなるからそれまで耐えておけ。」と言われたことがあります。)、遠藤さんはそれができないので会社を辞めて、自営になったそうです。

いずれにせよ、サラリーマンは組織戦です。組織で戦うためにすべきこと、また、長期戦で戦うために必要なことを考えすべきだと思います。逆にいえば、組織で戦えない、長期戦ができない人は遠藤さんみたいに会社を辞めて自営になった方が向いているかもしれませんね。




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2013年10月27日

今年のイグノーベル賞

今年のイグノーベル賞の化学賞は「タマネギを切った際に涙が出る原因となる新たな酵素の発見」によってハウス食品グループ本社の中央研究所研究主幹、今井真介氏が受賞されました。研究企画がやっている新聞記事の切り抜きにも載っていたので、見た方も多いかもしれません。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20131021/254849/?rt=nocnt
そもそもイグノーベル賞(Ig Nobel Prize)とは、ノーベル賞のパロディーとして、「人々を笑わせ、そして考えさせる研究」に対して贈られるもので、ユニークな研究が多いので本家のそれとは別の意味でこの賞は楽しいです。私のお気に入りは牛の糞からバニリンを取った、というやつですけど、これ、実用化するなんて話にはならないんでしょうね。バニラビーンズから抽出するよりはコストは安いそうですけど。

イグノーベル賞の受賞研究を見ていると、研究者としては「研究とはなんぞや」、と思います。本当に“これぞ研究!”みたいな、ある意味くだらない、根本的に自分が興味があったからやった研究とか、そんなのやってどうするの?みたいな研究も多くあります。

ただ、研究の根本は自分の知的好奇心にあるので、自分が「なぜだろう」と疑問に思う、自分で知的興味を持つことは重要です。「言われたからやる」「言われたことをやる」という姿勢では研究は出来ません。そういう意味で最近の研究所は「研究しているの?」「本当にここは研究所か?」とはよく思います。

企業なので、最終的にお金にしなければならないのは当たり前なのですが、一方で研究者としてのプライドはきちんと持ちたいですし、持つべきだと思います。



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2013年10月20日

進撃の巨人に思う2

先々週、アニメの「進撃の巨人」のことを書きましたが、原作の漫画は月刊マガジンで連載しており、2011年の「このマンガがすごい!」大賞や第35回講談社漫画賞を受賞し、発行部数も10巻までで2300万部で1巻当たり200万部以上と大ヒットしている作品です。

このマンガ、実は作者は最初は“ジャンプ”に持ち込んだそうなんですが断られて、仕方なく?“マガジン”に持ち込んで連載の運びとなったそうです。“ジャンプ”としては、大きな魚を逃がしたのかもしれませんが、一方でジャンプの雰囲気には合わなかったということがあるみたいです。実際読んでいても「これはジャンプではないだろう」と思いますし、仮にジャンプで連載していても雰囲気が合わなくてすぐに打ち切りだったかもしれません。

マンガを読まない方向けに多少解説しますと、マンガ雑誌(に限りませんが)ごとに雰囲気というかカラーがあるので、それに合うような作品を載せる傾向がありますし、合わない作品はすぐに連載が終わってしまいます。これは、雑誌ごとのカラーと読者層の組み合わせがあるのだと思います。

で、何が言いたいかというと、何事も成功するにはその素材が良い、悪いだけでなく、環境とのマッチングやタイミングというのも大事だということです。つまり、仕事においても、それがいかに素晴らしい技術やビジネスモデルであっても、実行する企業の風土や社風に合わなければ、なかなか進まず成功しにくいということです。新事業や技術開発をする上ではそういう観点でも見ておく必要があると思います。




posted by もりもり at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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