2012年12月05日

「100円のコーラを1000円で売る方法2」(その2)

先週は永井 孝尚さんの「100円のコーラを1000円で売る方法2」からこの本ではPDCAサイクルを回すのに、Pを“計画”でなく“仮説”として設定、ある意味軽くすることでサイクルの回転数を上げて行くことが書かれていたと述べました。

この考えでは仮説→実行→検証→次の行動→次の仮説、という循環になります。これって我々の研究室でも身近にあると思いませんか?そうです、いつも実験で行っていることです。実験計画を立てて、実験、結果を考察して、今後の展開を考える、という流れそのものです。

本の中でも、主人公の弟がアメリカで化学の准教授をしているという設定で研究における実験の話が出てきます。彼は論文を数多く書くのに教授からのアドバイスで実験する前に簡単に論文を書くようにしたそうです。昔、一緒に仕事をしていた人で実験を始める前に特許を書いておく、といっていた人がいましたが同じ事だと思います。

要は、実験を始める=行動を起こす、前によく考えて、どの様になるか予測をつけてストーリーを作っておくと言うことです。ストーリーを作っておくと言うことは筋道を立てて考えなければならないので、行動する前に頭が整理されていることになります。すると、結果が出たときに、最初のストーリーと照らし合わせることで検証が素早く行えることになります。もちろん、最初の予測を立てるところであーでもないこーでもないとぐずぐすと時間を掛けすぎては元も子もないことはいうまでもありません。

この項を読んでいて最近ちょっと気になったのは、私の研究室のみんなはちゃんと考えながら実験しているのかな?ということです。ミーティングでも「何でこんな実験をしたの?」「ここでは何が起きているの?」と言った質問をしますが、満足な答えが返ってこないこともあります。

“仮説・検証”は私の会社では人事評定の研究員としての評価の項目にもあります。研究所にいる人間としては、この点は少し意識しながら行動してもらいたいな、と思いました。




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2012年11月28日

「100円のコーラを1000円で売る方法2」(その1)

永井 孝尚さんの「100円のコーラを1000円で売る方法2」を読んでいました。“2”となっているように“1”に続き。“1”のテーマはマーケティング理論でしたが、“2”のテーマは「ビジネス戦略」です。以下幾つか内容を紹介させてもらいます。

*実験は「結論」からはじめろーPDCAの本質とストーリー戦略−
 皆さんPDCAサイクルは知っていると思います。
1.Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する
2.Do(実施・実行):計画に沿って業務を行う
3.Check(点検・評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する
4.Act(処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする
の4段階の頭文字をつなげたもので、最後のActが終わったら最初のPlanに戻ります。
このイメージ図は通常円になっていますが、この本ではそうではなくスパイラルで上がっていかなければいけないとしています。すなわち、このPDCAサイクルを回して最初のPに戻るときにはレベルが上がっていなければならない、ということです。本にはその模式図があるので興味ある人は見て下さい。あるいはネット上では
http://www.toshiba.co.jp/tha/csr/env/management04.htm
http://www.bamboo-cs.com/policy.html
等に同じ意味の図がありますので参考にしてみて下さい(他にもいっぱいあります。ネットですぐに出てきますので見てみると面白いです)。

もう一つ、この本ではPを“計画”ではなく“仮説”としています。つまり、“計画”とするとどうしても立派な練り込んだものを時間を掛けて作るイメージになりますが、現代ではスピードが要望されるので“仮説”として素早く立てて、素早く実行(Do)、素早く検証(Check)、間違っていたら素早く軌道修正すべし、という考えです。その期間としては、1週間とか半月とかの短いスパンでどんどん高速回転させるべし、とされています。つまり変化の激しい現代で求められるのは、完璧なコンセンサスではなく意思決定の早さと間違っていたらすぐに軌道修正する柔軟性ということです(うちの会社の状況を見ていると耳が痛いですね)。
当社でもCDPとか業績目標、研究計画を立ててPDCAサイクルを行っていますが、これは半年ごとです。書類として出すものですから、そのくらいにならざるをえないのですが、もっとスピーディーに回すためには日常的にPDCAサイクルを回す必要があると言うことです。この点については次回に書きたいと思います。


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2011年03月31日

会社を大きくする要因は何か?


「アホ社長のアタマの中−あなたの会社はなぜ大きくなれないのか?」斎藤 之幸 (著)

「なぜ自分の会社は良くならないのか?」
会社員なら一度くらいは思うのではないでしょうか?
この本では、様々な会社を見てきたコンサルタントの目から解説してくれます。

私が印象に残ったのは「目に見えないものの価値が分かって一流」「社員のやる気が源」という言葉でした。うちの会社ではこれらを大切にしていないな−。

内容紹介
社内持ち込み禁止!!
多くの会社を繁栄に導いてきたトップコンサルタントが叱る、
愛すべき「アホで、マヌケな社長」の実態。

いつまで経っても社員10人・年商1億円ほどで終始するA社の社長と、短期間に社員1000人・年商100億円を達成したB社の社長。B社の社長は、A社の社長の100倍の経営能力があるのだろうか。

「そんなことはない。2倍もあればすごいほうで、通常はせいぜい、1.1倍か、1.2倍程度」と著者は言う。では、どうして大きな差が生まれるのか。
「わざわざカラスを招いて、会社という畑から種をついばませているから」と著者は答える。
会社を少しでもよくするために、あるいは、改革するために、多額の費用とたくさんの時間をかけて、新しいマネジメント理論や新システムを導入する社長がいる。しかし、ほとんどの場合、カラスに種をついばませた畑に、高価な肥料を施しているようなもの、さらにカラスを招いているのは社長自身だ、と言う。さらに、「そのカラスを追い払えば、会社は明日からでも成長に向かって動き始める」とも言う。さて、そのカラスの正体とは、なんであろうか……。
本書はそうしたカラスの正体・実態が書かれている。カラスを招いているアホ社長に振り回されている、一般社員、幹部社員はもちろん、「もしかして、自分のことかも!」と考えている社長も必読の一冊。
内容(「BOOK」データベースより)
会社が「大きくならない」「繁栄しない」要因は、社長自身にあった。多くの会社を繁栄に導いてきたトップコンサルタントが叱る、愛すべき「アホで、マヌケな社長」の実態。


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