2014年02月05日

ホンダ イノベーション魂!

現在、中央大学 客員教授をされている小林三郎氏のweb連載「ホンダ イノベーション魂!」が最終回を迎えました。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20111115/201614/
氏は元・ホンダの経営企画部長ですが、もともとは技術者で16年の研究開発の末、日本初となるエアバッグシステムの量産・市販に成功した方で、自分のホンダの経験を元にイノベーションとは何ぞや、ということとホンダのイノベーションを成功に導く企業文化や仕掛けについて述べられています。

最近はすっかり議論されなくなってしまいましたが、研究所で行う仕事にもいろいろな種類があります。社会的に先進的か否かという観点からすると@国内他社の後追い、A日本で初、B世界で初、という感じで分けられます。キルンでのオイルコークス燃焼は@ですし、釧路のDKPはAとBの間:連釜DKPは世界で2例目でもN材、スイッチングは世界初。さらにBでも、メーカーが「出来ました」と言って持ってきたものをそのまま使うのと、いちから開発するのでは大きく違います。DKPは前者でしょうけど、電解やバイケミPJは後者でしょう。

上述の内、前の方ほど(比較的)簡単にできるのでリスクが低く取り組み期間は短く、後ろに行くほど難しくリスクも高く取り組み期間も長い、ということになります。当然、後ろに行くほどイノベーションの程度が高くなり、研究者・技術者としてはやりがいのあるテーマ、ということになります。また、うちの研究室に期待されているのは後ろの方のイノベーション度の高い方なのだと思います。

そういう意味でこの連載は非常に興味深い内容でした。折を見て紹介したいと思います。一応参考のために連載内容を下に示します。また、この内容をまとめた『ホンダ イノベーションの神髄』(日経BP社)という本が出版されています。これも参考にしてください。

【Part1】
第1回:厳しくも楽しいイノベーション 
第2回:「絶対価値」を実現する 
最終回:「なぜ他社の顔色を見る」 
【Part2】
第1回:なぜ上司はイノベーションに反対するのか 
第2回:“執行派”がイノベーションを潰す 
第3回:決断しない役員 
【Part3】
第1回:魔境の地、本田技術研究所  
第2回:イノベーションは手掛かりなしの宝探し  
第3回:あなたは「どう思う」、そして「何をしたい」  
第4回:哲学なき技術は凶器だ  
第5回:息づく本田宗一郎氏の哲学  
第6回:無駄なやつは1人もいない  



posted by もりもり at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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