2011年03月06日

イノベーションが世界を救う


先週紹介した『読む管理会計 企業再生編――「キャッシュ経営」で会社を救え!』と『読む管理会計 粉飾決算編――会社の「ウソの数字」にダマされるな!』は管理会計の小説なのですが、舞台は「ジェピー」という中堅電子部品メーカーとなっており、話の端々に「技術力が重要」というニュアンスのことが書かれています。設定では、この会社はマイクロスイッチを製造している会社で、その技術力、性能ゆえに小さいのは携帯電話から大きいのは自動車まで世界中で使用されていることになっています(紙も様々な分野で使用される素材ですので、本当に差別化できるような素晴らしいものが出来れば世界中で使われるんだろうな、と思ってしまいました。現実にはハードルは高いのかもしれませんが。)。

第二巻では同社が持つ貴重な特許(ジェピーではその重要性があまり理解されていない)を狙って米国の投資ファンドが買収にはしるという話の展開なります。この話の流れの中で出てきたせりふが「世界を救うのはイノベーションだ」という意味の言葉があります。舞台はちょうどリーマンショック後で世界中が不況に喘いでいた時で、これを打破するには革新的な技術が必要だということです。設定では、省エネ率40%のスイッチとなっており、確かに4割省エネ出来るならば爆発的に売れるでしょうね。




話が変わって「沈黙の艦隊」で有名な漫画家“かわぐちかいじ”氏がビックコミックに連載していた「太陽の黙示録」が昨年終了しました。この作品は大震災と富士山噴火で本州が東西に分断されてしまい、南北をアメリカと中国に管理され分断国家となってしまった日本を舞台に、如何に日本、日本人が自分たちのアイデンティティの確立を行い日本を復興させるかという物語です。舞台設定はSFチックですが、内容は極めてシリアスな骨太な大人のドラマです。(余談ですが、同時期にモーニングで連載していた氏の「ジパング」もタイトル通り“日本のあり方”について考えさせられる物語です。)。

先日最終巻を読んだのですが、その中で火山灰に覆われた土地を蘇えさせるバクテリアとメタンハイドレートを回収・利用するための特殊溶解剤と言う設定が日本の復興・独立の切り札として出てきます。これらの技術を交渉材料として独立を勝ち取った後は、さらにアジア、そして世界を救うべく主人公がアフリカに旅発つところで話は終了します。もちろん「太陽の黙示録」の中の二つの技術はあくまで漫画の中の話ですが、食糧問題とエネルギー問題がこれからの世界的課題であることは周知の事実であり、それらを解決する為に技術的イノベーションが必要なのは言うまでもありません。



技術革新が世界を変えることは歴史上いくらでもあります。古くは蔡倫による実用的な製紙法の発明、グーテンベルクの活版印刷、ワットの蒸気機関の発明等々。最近ではインターネットや携帯電話などにより生活はかなり変わりましたね。この様に世の中を変えていく力が技術革新にはあるのだと思います。研究開発に携わっている人間としては、そこまで大きなものでなくても、従来よりも少しでも世界を変えることが出来るものを開発していくことが出来たら素晴らしいことだと思います。皆さんの日々の活動も少しずつでしかないかもしれませんが、世界を変えて行っているはずです。そう思いながら仕事をしてみると、また、見方が変わるかもしれませんよ。


posted by もりもり at 22:46| Comment(1) | TrackBack(0) | ビジネス考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然のコメントすいません。「裏本 順子」でググッてこちらのブログの2009年5月5日の記事に来ました。順子に限らず裏本をまだお持ちでしたらお譲りしていただきたいです。
棄てアドを取りましたので、お忙しいとは思いますがよろしければご連絡ください。お待ちしています。
Posted by イニシャルはS.A.です at 2011年03月22日 00:53
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/189288735
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。